介護という仕事に対する熱い想いを持った新郎に、信頼を寄せる上司からの祝辞です。新郎らしい人生、新婦との充実した結婚生活を願っている内容です。
【はじめの挨拶】
私ども株式会社ホームケアセンターは、主に高齢者の皆様を対象とした住宅のご提供と、デイサービスや訪問介護の介護サービスを提供する会社でございます。新郎の豊田君には、デイサービスの介護職員として、今年の春からお仕事をしていただいています。
豊田君は、皆様ご存知のように少し迫力のある顔つきでございますが、お仕事をしていただくなかで、彼の介護という仕事に対する熱い想いに触れ、また、利用者様に対する目配り、気配りを常に忘れず、まじめに仕事にとり組む姿に、私は厚い信頼を寄せるようになりました。
利用者様のなかには百歳を超える方もいらっしゃり、耳が聞こえづらい方も大勢いらっしゃいます。そんななか、いつも豊田君が一番大きな声を出して、明るく対応している姿がとても印象的です。
そんな豊田君から、このたびの結婚式の話を聞いたときには、本当に嬉しく思いました。これまで、すでに結婚生活を営んでこられたお二人ですが、人生の節目となる日を迎えるにあたり、弊社での経験が豊田君の思いを後押したとすれば、こんなに光栄なことはありません。
そして本日の結婚式。正装に身を包んだ豊田君を見ておりますと、職場でのユニフォーム姿とはまた違い、とても凛々しく、頼もしく見え、気持ちも新たに、奈緒さんとお子さんを守り、一家の大黒柱として頑張ろうという決意が感じられます。
とはいえ、長い結婚生活では、今日のように幸せ一杯のときもあれば、思うようにいかないこともあるのだろうと思います。それでも、どんなときも、これまでのお二人がきっとそうであったように、寄り添い、支え合いながら、毎日を大切に積み上げていければ、まっすぐ前に進んでいけるんじゃないかと思います。
福祉の現場に身を置く私たちは、ある意味で、二十四時間、三百六十五日ずっと利用者様に寄り添うことが求められます。また、多くの方のお力添えをいただいて成り立つお仕事ですので、上に立てば、皆様とのお付き合いや会食なども多くなります。私は、豊田君が今後施設を背負っていってくれるような人材だと確信しており、それには、やはり奥様のご理解が必要です。奈緒さんにはその点を、私からお願い申し上げ、豊田君には、しっかりと自己管理をして、仕事にプライベートにと、毎日を充実させていただきたいと思っています。
豊田君、これからも奥様を大切にして、お子さんを大切にして、そして利用者様を大切にして、豊田君だからこその人生を歩んでいってください。
ホームケアセンター一同、本日を機に、ひと回りもふた回りも大きくなる豊田君と、これからも職務をともにできることを楽しみにしています。
【締めの言葉】
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