男性陣なら誰しも「男気」の線に触れる、興味深い話を聞きました。
スピーチの発表者は、キャンプ用品の販売を行う社長45歳。
ショッピングモールのテナントで働いているスタッフ(新婦 30歳)の結婚式です。
新婦の結婚相手はショッピングモールの社員(新郎 35歳。テナントの管理を行っている)とのことで、社長から見れば、取引先(入居先)の社員と自社の社員が結婚するというもの。
どうもそのショッピングモールは、テナントに「入居させてやっている」という意識が強いらしく、それもそのはず、かなりの集客力があるモールらしい。
あるとき、ショッピングモールの上役から新郎にこんな話があったとか。
「夫婦で同じ場所で働いて、新婦のいる会社を特別扱いすることになってはいけないから、新婦にはその会社を辞めてもらえ。」
この話を伝え聞いた新婦は、「どうして私が辞めなきゃいけないの?」と大泣きして社長に相談してきたというのです。
百貨店のほうが立場が強いために社長も強くは出られなかったようですが、もちろん新婦が会社を辞める必要があるはずもなく、結婚後もそのまま仕事を続けることになりました。
という前提があり、結婚式当日、社長のスピーチの一節です。
○○さんから結婚の話を聞いたときは、すごく嬉しかったんです。ですが、実を言うと寿退社になってしまうんじゃないかと不安に思いました。だって彼女は会社にとってなくてはならない存在で、何より、いなくなると私が寂しく思ってしまいます。ですが、これからも職務を続けていただけるとのことをお聞きし、私も社のみんなも安心しまして、本日、大きな喜びをもってこの場に臨ませていただいております。
これは新婦に対しての、
「大丈夫、オレは分かってるんだよ。これからも元気に活躍できる場であり続けるから」
というメッセージなんです。
同時に、ショッピングモールの上のほうの人間を遠まわしに牽制しているわけですね。
後者は、たぶん先方には伝わりませんから(笑)、自分の納得の問題です。ですがこの一刺し、男としておみごとです。かっこいい!(拍手)
大切なのは前者ですね。このメッセージこそが、新婦に対するある意味で最も強い気持ちを帯びたお祝いの言葉です。
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