息子の結婚披露宴の最後で述べる父親の挨拶。まだ道半ばの息子の指導をお願いする父の姿。必読の謝辞です。
皆様、本日は二人のために足をお運びいただき、誠にありがとうございました。
両家を代表し、一言ご挨拶させていただきたいと思います。
今こうやって、息子と並んで皆様にご挨拶させていただいておりまして、いつかはこういう日がくるんだろうなあとは思っていましたが、ついに今日の日を迎え、なんと申しましょうか、やはり心にぐっとくるものがございます。
あんなに小さかった息子が、いつの間にか大人になり、香織さんという優しい伴侶と結ばれることになりました。そして、こうして皆様に囲まれ、祝福のお心をいただいております。気の効いた言葉が出てこず、恐縮ではございますが、私どもといたしましては、皆様への感謝の気持ちと、また一つ大人になる息子への親として感じる安心で胸をいっぱいにしております。
息子はこれまで、自身の夢をかなえるために、親の私の目から見ても粉骨砕身取り組んでまいりました。決して思うような結果を得ることはできませんでしたが、親はなくとも子供は成長するものでございます。強くなり、人の心の痛みが分かり、ひと回りもふた回りも大きくなったように思います。その反面、その後の生活が意図するように進み、心に隙を持っているのかもしれません。
いずれにいたしましても、まだ社会人として未熟な愚息でございます。皆様方のお心が彼を助けますし、それによって彼は社会を知ります。
どうか、息子に対し、二人に対し、これまでと変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
皆様、本日はありがとうございました。本当にありがとうございました。
両家を代表し、皆様に心からの感謝を申し上げましてご挨拶とさせていただきます。
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