親族代表として、甥や姪、またはいとこの結婚披露宴でスピーチする
そのときのスピーチ原稿の作成を、よくご依頼いただきます。
親族代表は、上司や友人代表とは異なります。
なにが異なるか。
それは、
上司や友人代表であれば、いわゆる他人であるのに対し、
親族は、いわゆる身内である
という点です。
祝辞というのは、いわゆる「お祝いを申し上げる」ものです。
もちろん親族代表であってもお祝いを申し上げることに変わりはありません。
ですが、身内だからこそ気をつけなければならないのは、
「お祝いを申し上げる」
に加えて、
当日ご出席いただいた皆様に、
「感謝を申し上げる」
ということです。
つまり、ご出席の皆様は、発表者の甥や姪、またはいとこのために、わざわざご参集いただいているわけです。
身内である発表者が、この重要な事実に何も触れないというのは、それはダメですよ、ということです。
この考え方は、結婚披露宴のマナーのお話ではなく、社会一般の常識的なお話になります。
ですから、式当日は、
「おめでとうございます」
に加えて、かならず
「ありがとうございます」
をどこかに入れるようにしてください。