先日、お客様(主賓の立場)とお話していて、
「招待状にスピーチの時間が2~3分って書いているのですが、これって厳密じゃなくてもいいものですよね?」
というお話をいただきました。
主賓の方は、招待状にスピーチの持ち時間が書かれていたり、新郎新婦を通じて式場が設定した持ち時間を知ることが、わりとよくあるようです。
この辺のことは、あまり考慮しなくてもいいんじゃないかというのが、私の見解です。
式場の気持ちを察しますと、式の進行を円滑にして時間通りにピタリと終えたいと思っているはずです。同会場で次の結婚式もありますからね。
ですから、主賓のスピーチは何分、プロフィールビデオの放映は何分、歓談は何分など、事前に決めた進行をしっかり守ろうとします。そりゃそうですね。
で、披露宴の中ではいろいろな催しがあるわけですが、
主賓に関わらず、親族代表でも友人代表でも、スピーチって、基本的には新郎新婦と関係が深い方が述べるわけです。
ですから披露宴の中でもかなり優先順位が高いもののように思いますので、やっぱりスピーチは時間に制限をつけないほうがいいと思います。
それに、スピーチの時間はせいぜい5~6分です。そこの時間を削るのであれば、歓談の時間を削ったほうがいいですからね。歓談の時間を数分短くすることはどうってことありませんし、だいたい披露宴は一貫して歓談みたいなもんでしょうよと思うわけです。
式場の担当者としても、少しスピーチの時間がオーバーしたからといって、あわてふためくことはなく、歓談の時間やほかの時間で帳尻は合わせるでしょう。
ということで、招待状に書かれているスピーチの持ち時間というのは、目安くらいに考えていただくのがよいです。
例文を見てみる
歯科医院の院長が、受付の方(新婦)の結婚披露宴で述べる例文
新郎新婦(子連れ再婚)が勤める会社の社長が述べるスピーチ例文