祝辞を作成するうえで、上司の立場であるのか先輩の立場であるのか、その微妙な違いが興味深いです。
上司というのは、部長であったり課長であったりと、部下が所属する部署で何らかの役職を持っている者であって、部下を管理監督する立場にあります。組織においては明確な上下関係がありますね。
いっぽうで、先輩というのは、何らかの役職を持っているにせよ、後輩を管理監督する立場があるにせよ、上司ほど強い意味合いを持っていません。どちらかといえば年上の同僚というニュアンスが強いです。
年齢の差によるところも大きいでしょう。
年が離れていれば、上司・部下の関係になるだろうし、近ければ先輩・後輩になります。
普段、お客様と打ち合わせをしていて思うのは、先輩の祝辞は友人代表に近いということです。だから必然的に祝辞の内容もやわらかくなります。とはいえ、会社の先輩という手前、あんまり砕けすぎたことも言えませんが、上司に比べてかなりフランクになることは間違いないですね。