昔から知っている新郎、新婦が結婚。
ずっと友達だった二人が結婚するのは、なんだか不思議な気持ちです。
一緒にくだらないことばかりしていた新郎が、
いつのまにか立派な父親になって・・・
そんな気の置けない友達の結婚を心からお祝いしています。
ただいま、ご紹介にあずかりました栗原です。このような場所に立たせていただき、少し緊張していますが、お祝いの言葉を贈らせていただきます。お二人のことは、普段からまっちゃん、詩織と呼んでいるので、今日もそのように呼ばせていただきます。
まっちゃん、詩織、結婚おめでとう。
まっちゃんとは中学一年のときからの付き合いで、詩織は、保育所に通っていた頃から知っているので、今日、こうして二人並んだ姿を見るのは、とても不思議な気持ちです。
中学のころは、友達と集まって、勉強そっちのけで、毎日何かおもしろいことはないか、楽しいことはないかって、いつもそんなことばかり考えていました。それはまっちゃんも同じだったと思います。
結局、やっていたことといえば、先生や友達にいたずらをしたり、禁止されている自転車で登校したり、今考えると本当にくだらないことばかりで、先生からは、鉄拳を何度くらったことか。
唯一、まともな思い出として覚えているのは、いつだったか、僕が友達と喧嘩したときのことです。僕も内心、どうにかしたいとは思っていたけど、なかなかきっかけが見つからずにそのままにしていたら、どこで聞きつけたのか、まっちゃんが相手の話を聞いてきてくれて。もちろん僕の話にも真剣に耳を傾けてくれて。
まっちゃんのおかげで、僕たちは無事に仲直りすることができました。そこまでしてくれる友達を持ったことが、あのときは本当にうれしかったし、なんて面倒見のいい奴なんだろうって思ったよ。
普段は、友達と一緒にくだらないことばかりしていたけど、困っている奴を見たら放っておけないところは、今でも全然変わっていません。
あれからお互い、いろいろあったけど、今のまっちゃんは社長として、社員一人ひとりのことをよく考えているし、一家の大黒柱としても、詩織と力を合わせて子どもたちを育てている姿には感心するばかりです。
まっちゃんの家族は、僕から見たら、これ以上ないっていうぐらい、完璧な家族だと思います。子どもたちも自分たちでできることは、しっかりやっているし、たくましく育っているよ。二人の一生懸命な姿を、子どもたちがちゃんと見ている証拠だと思います。
明日から、今までと変わらない生活がまた始まるけれど、こうして改めて祝福することができて、本当によかったです。
これまで、自分自身、思うようにいかないこともありました。でも、お前みたいな友達がいたから、気持ちを切り替えて、やってこれたんだと思っています。
またみんなで悪ふざけをしながら飲んでしゃべって、しゃべって飲もう。そんな気の置けない友達がいることは本当に幸せだなあと思うし、この関係をずっと続けていきたいと思っています。
子どもたちを大きな愛で包んでいる二人だから、この先もずっと幸せな家庭を築いていくと信じています。
まっちゃん、詩織、今日は本当におめでとう。
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