ただいまご紹介にあずかりました安達です。
上島さんの後輩だった僕から一言、二人にお祝いの言葉を贈らせていただきます。
今から八年前、僕が東西大学サッカー部に入部し、そのときの鬼キャプテンが上島さんでした。上島さんに初めは内心、ビクビクしながら接していましたが、住んでいた学生寮も同じだったことから話すことが多くなり、見事、上島さんの一番の子分となることが出来ました。子分となってからは金欠になったら上島さんにご飯を食べさせてもらいにいったり、二人とも金欠になったときには希望を求めてスロットに行き、上手くいけば、二人でご馳走を食べたり、失敗すれば一銭もなくなり二人で節約生活をしたり。クラブが終われば上島さんの部屋に行き、しょうもない話やサッカーの話をしたりと、上島さんにはすごく可愛がってもらいました。
クラブでの上島さんはというといつも大きな声で皆を引っ張っていき、自分にはもちろん、チームにも厳しい人で尊敬できるキャプテンでした。
僕が一番覚えている、上島さんの代の最後の試合。インカレ、2回戦目。対戦相手は北南大学。同点のまま後半のロスタイムを迎え、諦めていたとき。ボールを持っていたMFの僕と相手のゴール前にいるFWの上島さんの目が合いました。上島さんを信じて、一か八かの無理やりのパスを出すと、上島さんは大勢いる相手DFを掻き分けてのミラクルシュート。そして見事、ゴールネットに突き刺さりました。僕は一目散に上島さんに飛びつき、正直泣きそうでした。あのときの喜びや感動は今でも忘れられません。でも、その次の三回戦では、僕の凡ミスからの失点が決勝点となり上島さんに怒られまくりました。そのことも忘れられません。
とまぁ、冗談は置いといて、上島さんには本当にお世話になりました。学生時代に「上島さんが結婚したら式で、気持ちを斯き立てるような祝辞読みますよ。」と言った言葉も覚えてくれていて、斯き立てるような祝辞を読めたかは分かりませんが、今、この場に僕がいるのも、皆さんの前で恩人の先輩にお祝いの言葉を言えるのも、そういう一言をちゃんと覚えてくれていた上島さんのおかげです。
上島さん、今日は本当に、本当に、おめでとうございます。そして、大変、お世話になりました。僕ももう社会人です。これからは上島さんから頼られるような後輩になっていくので、何かあったら僕を頼ってください。
二人の末永い幸せをお祈り申し上げ、また、確信し、僕からのお祝いの言葉とさせていただきます。
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