良いことも悪いことも、何をするにも一緒だった二人。
今更かっこいい言葉でお祝いするなんて逆に恥ずかしい。
だからこそ自分らしく、心からの気持ちをそのまま言葉にした祝福のメッセージです。
【はじめの挨拶】
彩花と仲良くなってから、お互いに一番近い存在として過ごしてきたはずやのに、今までに何したとか、何話したとか、そういうのが全然思い浮かばんくて、結婚式っていう大事な場で聞いてもらうのにどうしようっていっぱい悩みました。彩花と一緒にいる時間は私にとって普通の事すぎて、あの時こんなことしたなって思い返して話すのはなんとなく恥ずかしいなって。精一杯考えた結果、良いことも悪いことも、わざわざ話すほどじゃない小さいことも、全部語り合ってきたのがうちらの関係やから、飾った言葉じゃなくて、今の気持ちをそのまま伝えたいと思います。
彩花は女前と言うか、しっかり者と言うか、一言で言うとサバサバした性格の持ち主です。思ったことはハッキリ言うし、だめな時には怒ってくれる。でも悲しい時には一緒に泣いてくれたり、落ち込んだ時には励ましてくれる優しい人で、私にとってなくてはならない存在です。
毎日しょうもない事とか、愚痴とか、答えのでない恋バナを夜な夜な喋っては、共感して、笑いあって、一緒に大人になってきたな。
しっかりしてて頼れるところがお姉ちゃんみたいな彩花。そのくせ泣き虫強がり甘え上手、そんなところは妹みたいやし、良いとこも悪いとこも包み込んでくれるところはお母さんみたいで、そう考えたら、彩花は親友っていうよりも家族。っていうか多分家族よりも近い存在やなあって思う。
そんな彩花から結婚するって聞いた時は、やっとやね、よかったねって一緒になって喜んだな。亮太はいつもはあほなことばっかりしてるけど、誰から見ても彩花に向かってまっすぐな人やし、一番大事に思ってくれてるのが伝わってきてたから、亮太にやったら彩花のこと任せられるってずっと思ってたんよ。大好きな彩花と信頼できる亮太。そんな二人の結婚は予想通りで、「ほらな、やっぱり彩花には亮太やったやろ」って、自分が結婚するんかってぐらい嬉しかった。
けどそのあとで二人が同棲してる家に遊びに行った時には、なんかいつもと違う感覚って言うか、うちらの関係ちょっと変わってまうんかな、みたいな、自分でもよく分からん気持ちになった。そんなん変わるわけないし、なんの心配もいらんことは、ちょっと考えたら分かるんやけど、なんて言うんかなあ。うまいこと言えやん気持ちがでてきて、一瞬だけ泣きそうになりました。
とか言っても、彩花が結婚して、どこのスーパーが安いとか、昨日どんな料理をしたとか、そんな奥さんならではの話題が増えたんは嬉しいし、こんな感じでなんにも変わらんまま、おばあちゃんになるまで付き合っていくんやろなあって思ったらわくわくするし、心の中は嬉しい気持ちでいっぱいなんやけどな。
そして今日、見慣れた二人が幸せそうに並んでるのを見て改めて、お似合いの二人やなあって思います。
これから夫婦としてたくさん幸せになっていく二人に応援メッセージとして、私からはいっぱい喧嘩してくださいって言いたいです。いつでも仲良しの夫婦っていうのも良いもんやけど、でもやっぱり喧嘩して、そのたびに仲直りしてって、そっちの方が素敵な夫婦になれるんじゃないんかなって思う。マイナスなイメージがある喧嘩をプラスの物にできるのって、夫婦にとってすごい大事なことやと思うから、ぶつかり合いながらどんどん良い夫婦になっていってください。
何より二人がずっと幸せでいてくれることを願っています。
亮太、彩花、末永くお幸せに。
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