高校時代から大人になるまで、そして大人になってからも、ずっと地元に根差して一緒に過ごしてきた新婦。大切な約束を果たすことができる喜びと、新郎新婦の幸せな日々を願う祝福がこめられたスピーチです。
高校二年生のとき、真理ちゃんと私は同じクラスになって出会いました。いろいろおしゃべりするようになって、いつしか二人で遊びに行ったりするようになりました。何か大きなきっかけがあったという訳ではないのですが、きっと互いに居心地の良さを感じていたのかなと思います。カラオケやお祭りなど、一緒に楽しい青春時代を過ごし、大の仲良しになった私たちは、「卒業したら一緒に住みたいね」なんて話していたほどです。
さすがに一緒に住むことは叶いませんでしたが、社会人となり、互いに忙しくなってからも、よく時間を合わせてはご飯を食べに行ったり、お泊り会をしたりしていました。
真理ちゃんも私も地元が好きで、二人ともずっと地元にいたことで、大人になってからも多くの時間を一緒に過ごせたことは、安心できて、私にとって本当に大きなことでした。
そんな真理ちゃんが、優しい拓真くんと結婚することを考えたら、幸せそうに過ごす姿が目に浮かんで、私まで幸せな気持ちになりました。
今年の一月には、加奈ちゃんが産まれました。今、三人で幸せな毎日を過ごしている中で、こうして二人の晴れ姿を見て、「お互いの結婚式でスピーチを言い合いっこしようね」っていう約束を果たすことができて、本当に感動しています。
二人なら、これから訪れる楽しいことや嬉しいことはもちろん、少し元気がなくなるようなことがあったとしても、きっと力を合わせ笑顔で乗り越えていけると思います。
真理ちゃんは昔からがんばり屋さんだから、がんばり過ぎていないかなと、ふと心配になる時があるのですが、拓真くんが寄り添ってくれていると思うたびに、「そんな心配は必要ないな」って思っています。
真理ちゃんと出会って、今日までたくさんの素敵な時間と思い出を共有することができたことは、私の人生にとって一番の宝物です。これからも真理ちゃんと一緒に過ごせる時間を大切にして、この宝物をもっともっと増やしていきたいなと思っています。
今まで本当にありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。
【締めの言葉】