【例文】独立した元部下(新郎)へのスピーチ。建設業の職人
社長の下で職人としての経験を積み、独立したあとも交流が続いている元部下(新郎)へのスピーチです。仕事の、そして人生の先輩として、激励と祝福を贈る内容になっており、何より社長が元部下(新郎)を応援している気持ちがありありと出ています。
【はじめの挨拶】
私どもは建設業を営んでおり、誠司くんには職人として仕事をしてもらっていました。
誠司くんと採用面接で初めて会ったときの明るい好青年という彼の様子を今でもよく覚えていますが、入社後、経験を積み、晴れて独立という運びとなりまして、その後もご縁があり、現在に至っています。
入社当初から、自分は将来独立するんだという強い意思をもっていて、人より早く確実に技術を身につけようとする姿勢には、私も驚かされました。夜中までひとり残って仕事をしていたことや、風邪を引いても、それを理由にせず、自分が与えられた仕事を頑張っていました。できそうでできないことをサラリとやってのけたそのような責任感の強さと仕事に対する真摯な姿勢は、確かな技術もあいまって、お客様から高く評価されていました。独立をしてからもたいへん盛況であると聞いています。
彼が結婚することになって、私は、一生懸命働く誠司くんの支えになる人ができたこと喜ばしく思い、今日は今日で現場では職人気質(かたぎ)の誠司くんも、早苗さんのそばでは和らいだ顔をしている様子がうかがえて、妙にくすぐったい思いがします。
結婚生活では今日のように幸せ一杯のときもあれば、思うようにいかないこともあります。ですが、誠司くんだったら大丈夫なんです。誠実さこそすべての源と申しますか、仕事に対して誠実であるように、家族に対して、人に対して誠実になれる誠司くんなら幸せはいつもすぐ傍にあると思うんです。
誠司くんには、「家族」という頑張れる理由が増えました。自分の腕ひとつで世の中をわたっていく仕事は、ときにしんどいと思うこともあるかもしれません。ですが、そんなときこそ、自分のために努力をし、目の前で起きることに責任を負ってください。そのことがきっと大きな自身と経験になるはずです。
私は今までそうであったように、これからも誠司くんのことを見て、応援しています。
【締めの言葉】
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