建設会社の社長さんから、社員である新郎に贈る祝辞。
新婦がご自身の奥さんと幼馴染というレアなシチュエーションもありつつ、家族ぐるみの付き合いをする新郎との親しい関係性が色濃くうかがえる、思いやりをテーマとした内容になっています。
雄喜君、奈緒美さん、ご結婚おめでとうございます。ご両家、ご親族の皆様におかれましても、心よりお祝い申し上げます。
私ども合同会社 蛯原工業は、建築現場において建設用の床などを設置する工事を行っている会社でございます。
雄喜君と初めてお会いしたのは、今年の初めごろだったと思います。新婦の奈緒美さんと私の妻は、実は幼馴染みでして、奈緒美さんの彼氏として我が家に遊びに来てくれたのが最初でした。ガッチリした体格と、礼儀正しい立ち居振る舞いで、第一印象からスポーツマンっぽいなあと思っていましたが、長いあいだ空手をしていたそうで、なるほどと納得しました。女子同士の話が盛り上がる横で、雄喜君と私もすぐに意気投合し、いろんな話を聞かせてくれて、今ではすっかり、家族ぐるみではもちろん、二人で飲みにいくようにもなりました。
そんなふうに良いお付き合いをさせてもらっている中で、雄喜君から、これからの結婚生活に向けて、時間などが不規則ではない仕事を探していると聞きまして、「それならぜひうちで働かないか」と声をかけ、入社してもらうことになりました。
雄喜君の仕事に取り組む姿勢は、とても真面目です。通常なら覚えるまで二、三カ月はかかる図面を一週間で覚えていたりしますし、休憩を取ってもらおうと声をかけた時には、「全然平気です!一日通して仕事しても、空手の練習に比べたら、朝練にも満たないですよ」なんて言ったり、驚かされっぱなしです。一緒に仕事をし始めてまだ期間は短いですが、本当に頼もしい存在へと成長を続けてくれています。
本日の結婚式。雄喜君と奈緒美さんの大切な日に、こうして間近でお祝いすることができて、本当に嬉しく思っています。これからお二人は夫婦として新たな道を歩み始めるわけですが、思いやりの気持ちを大切にしてほしいと思います。
思いやりとは、言い換えれば「相手の気持ちを大切にする」ということです。「相手は今こう思っているんじゃないかな」ですとか、「こうすれば喜んでくれるかな」ですとか、相手の心に寄り添うことで、互いへの理解が深まり、より強い絆を結ぶことができると思います。そうして嬉しいことや楽しいことも、しんどいことや辛いことも共有しながら、手を取り合い、ゆっくりと歩んでいってください。雄喜君の誠実さと、奈緒美さんの天真爛漫さで、明るく楽しい家庭を築いていってくれることを心から願っています。
私としましては、今後も雄喜君と共に、より一層頑張っていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします。
【締めの言葉】
例文の一覧は下記にあります。
これは例文で、ご依頼いただいた場合、
お電話でのヒアリング
↓
原稿の作成
↓
修正・ご要望の反映
↓
(ご希望であれば)筆書きの和紙も
こういった流れで、依頼者様のためだけの優れたオリジナル原稿を作成いたします。
詳細は、下記のページをご覧ください。