新郎の父親または母親の出番です。
両家を代表しての謝辞。
こんにちでは、コロナのことが結婚披露宴に大いに影響を与えていますので、
を盛り込むのはもはや必須です。
他方で、言ってはいけないこと、少し考えたほうがいいこともあります。
1,結婚披露宴を予定通り決行する新郎新婦に賛辞を贈る!?
我が子かわいさゆえだと思いますが、これだと、物事の優先順位がおかしくなってきます。
まずもって、ご出席をいただいたことへの感謝を申し上げなければなりません。そのうえで、慎重な言い回しであれば「式を挙げた息子夫婦は素晴らしい」という趣旨のことを述べてもいいとは思いますが、しかし、人様にお礼を言う時は、自分を下げて相手を上げるのは基本中の基本ですので、あまり得策ではありません。
入れないことをお勧めします。
2,地域経済を回すことを考えて、披露宴を開いた!?
これは、要は、コロナで地域経済が疲弊しているので、披露宴を上げることで地域経済に貢献することになるよね、という趣旨です。
父親が、たとえば会社の役員さんであれば、分からなくもない内容ではありますが、披露宴をするしないを決めるのは新郎新婦ですし、結婚披露宴の目的は当たり前ですが経済の活性化のためではなく、新郎新婦両名の晴れの門出を文字通り披露する場ですので、このような内容はお門違いです。
どちらも、言ってはいけません。
両者に共通するのは、ご出席いただいた方にお礼を言うことが目的になっておらず、自分がカッコイイ挨拶をしようと考えている、つまり、主人公は自分だと思っているという点です。
言うまでもなく、主人公は新郎新婦であり、両家代表の挨拶をする父親または母親は、主人公を引き立てる脇役の存在であり、何より、お礼を申し上げる立場です。
ゆめゆめ自分の演説を皆さんが聞きに来てくれているわけでないことを、しっかりと覚えておかなければなりません。
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両家代表(父親)の謝辞 例文はこちら
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