結婚披露宴のトリとなる両家代表のご挨拶(大トリは新郎の謝辞ですね)。
多くの場合、新郎の父親がその大役を務めることが多いですが、先日、お客様からこのようなご質問をいただきました。
日付や名前、つまり、
「令和7年11月22日 山田 太郎」
こういった文言です。
結論:両家代表の挨拶では、「入れない」のが一般的で自然
両家代表の挨拶は、何かを見て読むことを想定したものではなく(もちろん見ながらご発表頂くのはOKです)、その場で皆様に感謝を伝えるスピーチです。
そのため、文書のように日付や名前で締めくくる必要はありません。むしろ、入れてしまうと堅苦しい印象になり、感謝や祝福の気持ちが伝わりにくくなってしまうこともあります。
入れないほうが良い3つの理由
1. スピーチ形式では不要
挨拶は「話す」形式ですので、手紙やビジネス文書のような「令和7年11月22日 山田 太郎」という締めは合いません。
2. 文書を読み上げているように聞こえる
披露宴の場では、できるだけ心を込めたあたたかい言葉が求められます。日付や名前を口に出してしまうと、まるで用意された“文書を読み上げている”ような印象になってしまう可能性があります。
3. 出席者にとって違和感がある
多くの方は、こうしたフォーマルな締めをスピーチで聞き慣れていません。そのため、聞いていてもどこか違和感を抱かせてしまうかもしれません。
こういったことから、結婚披露宴のつくりにもよりますが、この種の文言は馴染まないため、入れない方が円滑です。