梅雨とはいえ関西方面の6月は割合湿気も少なく、
晴れ間はまさしくぴかぴかの行楽シーズンになりました。
先日所用で淡路島に行った折に立ち寄ったサービスエリアも、
バスツアーでやってきたらしきおばさまたちでいっぱいでした。
その、サービスエリアのトイレにあるトイレットペーパーですが、
最近一抱えほどもあるような大きなトイレットペーパーを
使っているサービスエリアがあるのを知っていますか?
私は最初にこのトイレットペーパーに遭遇した時、
単純に取り換える回数を減らすためだと思っていましたが、
実はもっと切実な理由があったんです。
最近、ショッピングセンターなどのトイレットペーパーが
持ちかえられるという話を耳にしていましたが、
なんとサービスエリアでも同様のことが多いそうなんです。
個室の数が多く、店舗とも隔てられているため人の目がないことや、
車で乗り付けてそのまま車でいなくなるので大量に持って行く人もいるとか…。
そこで、家庭用のホルダーには絶対に収まらないような
超特大サイズのトイレットペーパーを使うようになったそうです。
いやあ、このニュースを聞いたときは、
なんだか情けないというか悲しいというか、
日本人のモラルもここまで落ちたかとテンションが下がりました。
そこで、が付いたのですが、近頃、
いろんなところで見かける注意を促す文章もオカシナことになっています。
トイレにしても「トイレットペーパーのお持ち帰りはご遠慮ください」。
いやいや、ここは「トイレットペーパーの持ち帰りを禁じます!」でいいんじゃない?
「関係者以外の方はここから先、立ち入りをご遠慮ください」
は「立ち入り禁止!!」でしょう。
「上演中の私語はお控えくださいますよう、ご協力をお願いいたします」
は「私語厳禁!!!」でいいのに!
当たり前のことをお願いするなんて、なんか変…
そんな悶々とした気持ちでいたときに、
電車の中でごくごく自然に席を譲る高校生に遭遇。
うん、そうだそうだ、まだまだ日本捨てたもんじゃないぞ、と小さくガッツポーズ!
当たり前のことを、気負わず自然に…
その積み重ねを一人一人が続ければ、まだまだ大丈夫、ですよね。