例文の概要
叔父(新郎の父親の弟)が父親代わりをしていることについて、直接的な表現を用いずに率直な思いを述べている例文です。
例文
健太がまだ小さな頃から、私は彼とよく週末を一緒に過ごしてまいりました。キャッチボールをしたり、自転車で遠くまで出かけたり、海辺での釣りもたびたびの楽しみでした。中でも、静かな海で釣り糸を垂らしながら、ゆっくりと時間を重ねるひとときは、私にとっても大切な思い出です。
その時間の中で、健太はまっすぐに成長していきました。喜びも寂しさも、言葉にはせずとも幼いなりに感じ取りながら、自分の中にしっかりと人への思いやりと、穏やかな強さを育んでいったように思います。
あまり感傷的なことを言うと、健太から「何言ってんの」と笑われてしまいそうですが、ずぅっと前に受け取ったバトンは今もたしかに私なりに持っていて、ずいぶんと時間が経ちました。本日、皆様にお集まりいただき、その輪の中心に、沙織さんと一緒にいる健太の姿を見ますと、思わず心の中で「やれやれ、ひと段落がついたよ、兄貴」という思いが胸を一杯にいたします。
これからのお二人の人生が、穏やかで、笑顔に満ちたものでありますように、心より願っています。
【締めの言葉へ】
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