先日、当社に珍しいご依頼をいただきました。
お客様は新郎のお父様。息子さんのご結婚相手は英語圏の方で、当日は新婦のご両親やご友人も母国からお越しになるとのことでした。お客様側は両親と親族中心のご出席。両家代表としての挨拶を、日本語と英語の両方で行いたい、というご要望でした。
当社はスピーチ原稿作成会社であり、翻訳会社でもあります。このご依頼はまさに「ドンピシャ」といえる内容でした。
ご依頼内容と課題
お客様側:新郎のご両親と親族
相手側:新婦のご両親・友人(英語話者)
挨拶は両家代表として、日本語と英語で行う必要あり
進行方法の検討
挨拶をどのように日英両方で伝えるかについて、検討しました。
- 日本語で挨拶をした後に英語 → 時間がかかり、間延びしてしまう。
- 同時通訳(日本語と英語が重なる) → わちゃわちゃして落ち着かない。
- 最良は「逐語通訳」方式 → 日本語を一段落話すごとに、司会者がその部分を英語で伝える。
結果として、この「逐語通訳」で進めることになりました。司会者が英語部分を担当することで、自然な流れで進行できることになりました。
スピーチ原稿の作成
まずは日本語で両家代表挨拶の原稿を作成。その後、英語版を作りました。
もちろん単純に直訳するのではなく、
* 日本の結婚披露宴での挨拶を、英語でどう伝えるか
といった点を考慮しながら調整しました。日本語らしさを残しつつ、英語話者にもきちんと伝わる表現に仕上げていきました。
当社にはスピーチ原稿作成と翻訳の両方のリソースがあります。そのため、今回のように「日本語と英語を交互に進める結婚式スピーチ」をトータルでサポートすることができました。
ポイントは、逐語通訳を選択したことです。
お客様の大切な一日が、国境を越えて温かく祝福される時間になることを願っております。