質問:
エピソードの内容を具体的に話すのが難しいです。
なぜエピソードを具体的に話すのが難しいのか
そのエピソードを伝えるために必要な前提条件が多すぎるからかもしれません。長い前置きをしてやっと結論にたどり着いても、聞いている人には「長かったな」という印象だけが残ってしまうことがあります。そんなときは、そのエピソード自体をスピーチに使うべきかどうかを、改めて考え直してみるのも一つの方法です。
例えば、新郎新婦との思い出深いエピソードがあったとしても、「そのエピソードを用いて何を伝えたいか」を達成するために、登場人物の関係性や当時の状況、背景事情などを細かく説明していると、肝心の結論を話したときには「長いだけのスピーチ」という印象を与えてしまうんです。
また、「具体的に話さなきゃ」と意識しすぎると、エピソードを語ること自体が目的になってしまいがちです。
解決策
エピソード選びを再検討する
こうした状況に陥った場合は、そのエピソードを採用するかどうかを再考することをおすすめします。聞き手にとって分かりやすく、前提条件の説明を最小限に抑えられるエピソードを選び直すことが重要です。
そのエピソードを用いて何を伝えたい?
エピソードは目的ではなく手段です。
そのエピソードを用いて、新郎または新婦の何を伝えたいのかを明確にすることが最も重要です。
伝えたいメッセージが明確になれば、余分な前提条件に触れる必要がなくなり、エピソードをシンプルかつ効果的に話すことができるようになります。
下記でも触れていますのでお読みください。
結婚式スピーチの組み立て方(エピソードの説明を捨ててみる篇)