「上司から部下」、「社長から部下」というふうに
部下に向けた祝辞というのは、よくご依頼をいただきます。
しかし、今回は逆のパターン。
「部下から上司へ贈る祝辞」のご依頼をいただきました!
結構珍しい案件ですね^^
さて、内容はと言いますと、
逆パターンだからと言って、大きく変化するところはありません。
普段、新郎(上司)はどんなお仕事振りで皆を引っ張っていってくださっているか。
対して、お酒の席などのプライベートではどんなお人柄か。
などなど。
ただ、やはり目上の方への言葉ですから、言葉遣いには注意が必要です。
尊敬語、謙譲語、丁寧語。使い慣れていれば大丈夫ですが・・・。
単語の選び方はどうでしょうか?
今回の作成において引っかかったのは、「激励」という言葉。
国語辞典によれば、「はげまして、奮い立たせること」とありますが、
この単語、目上の方には少し使いづらく聞こえませんか?
部下として、一人の人間として、
新たな道の上に立たれる、尊敬する上司に
「頑張ってください!」と思う人も多いはずです。
(この思いには性別も関わらないと思います。)
その気持ちは「激励」に違いないのだけれど、立場を考えると使えない。
そういう単語、ほかにもいろいろありそうですね。
そんなときは、「意味を変えずに違う言い回しをする」という手段が必要です!
・・・少し難しいですが(^^;)
「激励」の場合、似た意味を持つ言い回しとしては
「応援」 や 「声援をおくる」 が該当します。
こっちの方が、言い回しも柔らかですし、目上の方にも悪い印象は与えません。
「頑張ってください!と目一杯の声援をお贈りしたいと思います。」
なんて、部下の方に言われてしまったら、
上司としても、一人の人間としても、とっても嬉しいですよね*^^*
部下として、お世話になった上司への祝福の気持ち。
気取らず、気負わず、素朴な言い回しで、
ありのままのお気持ちを伝えることが重要なのだと思います。