社内恋愛で結婚する部下2名。
つまり、その上司は、
新郎・新婦両方の立場でもって主賓の祝辞を述べることになります。
実は結構、両方の立場で述べるのは難しいんです。
きっと、
「新郎側だけでも、うまく文章が作れないのに、両方となると余計にややこしくなる」
なんて思っていらっしゃる方も多いと思います。
新郎のことを話す、新婦のことを話す。
それぞれ話していけばいいのですが、スピーチの終盤になってくるにつれ、
○新郎のことだけを話す
○新婦のことだけを話す
そして、
○2人へ気持ちを述べる
これらを、頭の中でしっかり分ける必要が出てきます。
これらをしっかり分けて考えないと、私の作成の経験上、しっちゃかめっちゃかになります。
スピーチする上司は、それをどこか肌で感じる部分があるので、文章を作るのが進まないのだと思います。
2人へ気持ちを述べるといっても、職務の内容も違いますし、もちろん経験も男女の違いもあります。
ですから、2人を同じ見方で考えるのには無理があります。
ではどうするのかといいますと、
終盤にさしかかった段階で、どちらかいっぽうをメインに据え、もういっぽうをサブに据えて話す。
そして最後に2人に対する思いを述べるというのが、まとまりがよくていいですね。
どちらをメインにするか、サブにするか、ですが、
もし仕事のことが中心のお話であれば、
「結婚して守るものができたので、さらに仕事を頑張ってほしい」
というごく自然な気持ちから、新郎をメインにしたほうがいいです。
いっぽう、
家庭生活のことを中心に話すのであれば、
「家庭では奥さんが実質の権限を握るべきだ」(平たく言うと、かかあ天下です 笑)
という平和(?)な流れから、新婦をメインにしたほうがいいです。
これらの判断は、新郎新婦が社内(部署内)で担っている職務、
また、普段の新郎と新婦の関係(力関係とも言えます 苦笑)を考慮する必要があろうかと思いますが、
これらを明確にすることによって、最後に2人に対して話す内容が、必然的に浮かんでくるはずです。
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