会社や病院、各種組織で、これまですごく仲良くしてきた同僚(友達)がいるとします。人事であなたが上司になり、その同僚が部下になります。
そしてその同僚が結婚することになり、あなたは主賓のスピーチを依頼されました。
こういった方は結構、多くいらっしゃいます。
・主賓と言ってもすごく仲良くしているので、あまり上司部下のような間柄じゃない・・・
・だからといって、友達のような話を結婚披露宴でしてもいいものだろうか・・・
きっとこのようにお考えでいらっしゃると思います。
大丈夫です。
考え方としては、同僚同士の関係か上司と部下の関係か、主賓か主賓ではないか、立場の違いはあれど、大切なのは立場の違いを考慮することではなく、結婚する同僚をお祝いすることになります。
ですから、お祝いをするのであれば、自分が「こんなふうに話してあげたいな」と思うことをスピーチで話してあげるのが正解です。
だって、いくら上司だからっていって、妙に仰々しい餞(はなむけ)の言葉を、重厚感たっぷりに話すのも、すごくヘンじゃないですか。
よくよく考えて見ますと、
「これまですごく仲良くしてきた同僚(友達)が、人事で私の部下になっている」
というのは、
仲が良い同僚とこれまでずっと公私共に付き合ってきて、その過程で、今、たまたま私が上司で、彼女が部下になっている
だけです。
一般的理解として、上司部下の関係性よりも同僚(友達)同士の関係性のほうが気持ちの距離感が近いわけですから、同僚同士か、上司部下か、あるいは主賓か主賓でないかは考慮する必要がなく、ホントに感じているまま、普段思っているまんまのお気持ちを結婚する同僚(友達)に向けてスピーチすればいいんです。
お祝いのお気持ちを重視したスピーチ原稿の作成を希望される方は下記をご覧ください。