高校時代からの友人の結婚。
良き家庭人となるであろう新郎のあたたかい人柄が全面に出た内容です。
また、音楽好きというポイントも印象付けられるよう取り入れています。
三河君と僕は、高校二年生の時、同じクラスになったことがきっかけで知り合いました。三河君はギターが趣味で、よく教室で弾いていたのを覚えています。僕も音楽が好きで、三河君のギターを聞いて、仲良くなりたいなあ、どうやって話しかけようかなあと思っていました。
どちらも人見知りで、親しくなるには少し時間がかかりましたが、お互いに探り合いながら話をするうちに、いつの間にか仲良くなっていました。学校にいる間も、帰り道でも、いろんなことを話しましたね。三河君はどんな話も真剣に聞いてくれて、何気ないことですが、すごく嬉しかったです。人の話をしっかり受け止めることができる三河君は、とても優しい男で、それが彼の一番の長所だと思います。
他にも思い出はたくさんありますが、中でも、三河くんと僕を含めた仲間内で、箱根に旅行に行ったときのことが強く印象に残っています。三河君は個性豊かな仲間たちを率いて、カーナビも驚く道案内をしてくれました。それから、マメに休憩を入れるよう声を掛けてくれたり、喉は渇いていないかとか、トイレに寄らなくていいかとか、もはやお母さんのようで、そんな三河くんを見て僕は、きっと良き家庭人になるだろうなあと、しみじみと思ったものです。
それからあっという間に時間が経って、今日は三河くんの結婚式の日です。多香子さん、安心してください。三河君だったら、必ず多香子さんを幸せにしてくれます。家事は率先してやってくれると思いますし、多香子さんの話も、どんなことも真剣に聞いてくれるでしょう。そして、二人とも音楽が好きだから、楽しく賑やかな家庭になるだろうなあと思います。夫婦になった二人からどんな音楽が生まれるのか、とても楽しみです。
何より、二人がいつまでも仲睦まじく、笑顔で毎日を過ごしていってくれることを心から願っています。
【締めの言葉】