元勤め先の社長が乾杯の挨拶をする際の、エピソードのメモです。
内容そのものよりも、話の流れのご参考にご覧ください。
当時、山下君は落ち着いた仕事ぶりで、同僚から慕われていて、飲みに行こうとよく誘われていました。当時の山下君はジントニックにはまり、そればかり飲むので「ジントニック山下」と呼ばれていました。 美幸さんは気さくで人当たりが良く、特に接客スキルが高くて、お客様からとても人気がありました。
二人はお店の大きな戦力でしたので、山下君がジントニックが好き過ぎて酒屋のバイトに転職すると言い出さないか、美幸さんに猛アタックするお客様が現れてはいないか、ハラハラして気を揉んだものです。
そんな見当外れな心配をしていたぐらい、二人の関係には全く気づいていませんでした。いつだったでしょうか、二人が弊社を卒業して少ししてから、二人で一緒に食べに来てくれたことがあって、「あれ、二人きりで食事をする仲だっけ」と、そのとき初めてお付き合いしていることを知りました。
二人の出会いが弊社のお店だったということについて、私は直接何もしていませんが、結果として、お店の雰囲気であったり、そのときのスタッフ同士の距離感の近さであったり、そのあたりのことが二人のご縁に関係しているのだとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
二人には、お店で出会った頃のまま、今のあたたかい気持ちのまま、ずっと幸せでいてもらいたいと思います。そして、十年経っても二十年経っても、一緒に見てきた景色をいつでも心の中から取り出せるような、豊かな時間を過ごしてください。
それでは乾杯の音頭に移らせていただきます。
以下続く
例文は下記をご覧ください。
結婚式 乾杯の挨拶 例文
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