居酒屋を運営する店長である新郎に向けた、社長からのスピーチです。
新郎の活躍に感謝し、信頼し、とても大切だという思いが詰まっています。結婚という晴れの門出を心から祝福し、これからも一緒に仕事ができることを期待している内容となっています。
新谷くん、涼子さん、ご結婚おめでとうございます。ご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。
ただいまご紹介にあずかりました朝倉です。本日はこのようなおめでたい席にお招きいただき、誠にありがとうございます。諸先輩方がいらっしゃる中で恐縮ですが、一言お祝いの言葉を贈らせていただきます。
皆様どうぞご着席ください。
私どもは居酒屋を営んでいまして、新郎の新谷くんには店長として、店舗のすべての業務をお任せしています。
新谷くんが入社して、今月でちょうど丸五年になります。五年前の今頃というのが、現在の店舗の立ち上げを計画していた頃合いでございまして、私は「誰か一緒にやってくれる人はいないもんかなあ」とパートナーを探していました。そこに、友人から新谷くんを紹介していただきまして、しかもお話ししてみるとハキハキとした爽やかな受け答えをしてくれまして、私はそんな新谷くんに最高の印象を抱き、是非にとお願いして入社してもらいました。
新谷くんにとって、居酒屋というステージでの業務は初めてのことでしたので最初は戸惑いも多かったと思います。それどころか、お店自体もゼロからのスタートでしたので、毎日が挑戦の連続でした。ですが、彼は物事を常に前向きに捉え、難しいことに直面したときにも「大丈夫ですよ!」と笑ってみせてくれるものですから、本当は私が彼を引っ張らねばならない立場なのに、私のほうが新谷くんに支えてもらって、サービスを形にすることができました。
一昨年の夏からは店長として、スタッフたちを率いて店舗を一つに纏め上げてくれております。また、店長という立場に胡坐をかかず、自ら率先してお客様のご対応をし、新人の子たちをしっかりと指導してくれていまして、今や新谷くん無しでは弊社は成り立たないといっても過言ではないところまで来ております。
そのような活躍を見ていますと、まさに運命とも呼ぶことのできる新谷くんとのご縁に、心から感謝し、「新谷くんがいてくれてよかった」と深く実感しています。
こうして結婚の運びとなって、これ以上の喜びはありません。いつものユニフォーム姿とは違った凛々しい佇まいで、少し不思議な感じはいたしますが、涼子さんと並んで幸せそうにしている様子に感無量でございます。
結婚生活にあたっては、これまで長らく時間を共にし、愛情を育んでこられたお二人ですので、心配はしていません。ただ、われわれの仕事柄、夜遅い時間の勤務になってしまうことが唯一気がかりで、その点につきましては涼子さんにお詫びを申し上げなくてはなりません。ですが、私どもにとって新谷くんは欠かすことのできない、貴重な存在で、弊社から、ひいては社会から必要とされていることをご理解いただきたいと思います。
新谷くん。家庭という守るべきものを得て、これからますます仕事に熱が入っていくと思いますが、やはり、家庭があってこその仕事です。涼子さんのことを何より大切にして、幸せな家庭を築いていってください。
そして、これからも一緒に頑張っていきましょう。
最後になりますが、改めて本日の門出を心からお祝い申し上げ、私のお祝いの言葉とさせていただきます。
本日は本当におめでとうございます。
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