今回のご依頼で一番特徴的だったのは、依頼者様がヒアリングの際に、
「何を話したらいいのかが全然思い浮かばなくて」
とおっしゃられていたことです。
これは、「伝えたいことが思い浮かばない」という意味ではなく、
「思い出がたくさんありすぎて選べない」とか、
「自分にとって一番大事な思い出ってどれなんだろう」とか、
そういったお気持ちがあってこそのものです。
なんでもない毎日をただ一緒に過ごしてきた。
そのこと自体が特別な思い出であるからこそ、
「何を話したらいいのかが分からなく」なってしまうんですよね。
そんなときには、そのお気持ちをそのままメッセージにしてみましょう。
ご友人と過ごされた時間で起こった出来事や、思ったこと、感じたこと、笑ったり泣いたり・・・たくさんの思い出があるなかで、その思いを“祝辞”として伝えられるのはたったの5分ほどです。
ですが、
「言い出せばキリがないくらい、そしてどれが一番か選べないほど多くの大事な思い出がある」
この短い一文にだって、たくさんの思いを込めることはできます。
そして何より、過ごしてきた普通の毎日を“大切なもの”として思っている。
お二人の友人関係の素晴らしさが伝わってきますね。
・「寂しい」は温かい言葉!!
自分の親友に彼氏や彼女ができたことで、
嬉しいのはもちろん、その反面、なんとなく寂しくなっちゃうことって結構よくあるのではないでしょうか。
特に女性の方はそういう経験がある方も多いように思います。
実際に私も、そんなことがあったなあ・・・。
そしてそして、
ノロケ話を聞きながら「よかったね」と一緒に喜ぶことはたくさんあっても、
「なんかちょっと寂しい」って伝える機会はあんまりないんですよね。
と言うか、なんだか悪い気持ちのような気がして、ついつい蓋をしてしまいがち。
けれどきっとこの「寂しい」は、
どんな言葉にも変えることができない、最大級の温かい言葉なんじゃないでしょうか。
一緒に遊んだりできる時間が少なくなるから「寂しい」
大好きな○○をとられてしまう気がして「寂しい」
私の知らない○○がいるみたいで「寂しい」
そして、その気持ちを伝えられなかった理由、
「でもやっぱり○○の幸せは嬉しいことだから。」
この2つの気持ちを組みあわせれば、それはきっと伝えるべき言葉である気がします。
「寂しい」は温かい言葉です。
ぜひ、その大切な気持ちをお伝えされることをおすすめします。
・全然ケンカしない夫婦 と よくケンカする夫婦
“ケンカする”
みなさんがこの言葉から連想されるのは、マイナスかプラス、どちらでしょうか?
「結婚する二人に伝えたいことは、ケンカをたくさんしてほしいということ」
そうおっしゃる依頼者様の原稿を作成中、
大切な友人夫婦にはケンカしてほしくない!けど・・・うーん、やっぱりたくさんケンカしてほしい気もするなあ・・・と葛藤が巻き起こっていました。
でもよく考えてみてください!
ケンカしないほど仲の良い夫婦 と ケンカするけど仲の良い夫婦。
私は、この2つで悩んでいたわけなんです。
きっと人によって、ケンカの捉える方は違います。
が、最終的に願うところは「二人が仲良くいてくれること」!
ケンカをしないほど仲の良いご夫婦も、
ケンカをするけど仲の良いご夫婦も、
その両方が、世の中にはいらっしゃいます。
そして素敵な関係を築かれていっていることでしょう。
ケンカがない仲の良さをプラスとするか、
マイナスであるケンカをプラスに変えれることを良しとするか
その考え方は様々ではありますが、
「仲良く、幸せにいてほしい」
その気持ちはどちらにも共通したものですね。
と、こんなことを考えながら作成した原稿がこちらです。
共感した部分があり、また新たに気づいたこともあり…
何より友人を大切に思うその気持ちこそが1番重要なんだなあと、改めて思いました^^*