最近行われた冠婚葬祭の新聞の調査によると、儀式や行事の簡素化を
望む人が増えているそうです。
結婚式や披露宴は8割以上の人が簡素化がいいと答えています。
近所同士の付き合いが変わってきたり、家族や親族中心の内輪傾向が
強くなってきていることがうかがえます。
でも、実際は本人たちの思惑通りにはいかず、披露宴の一部の招待客の
リストアップを親たちに任せる、ということもあるかもしれません。
どんな形にしろ、結婚式や披露宴は人生のなかで、
いくつかある大切な儀式のひとつです。
準備を楽しみながら、お世話になった方々、自分たちをよく知っている友達、
そして大切に育ててくれた親御さんたちに、祝福されるような
結婚式や披露宴にしたいものですね。
私の場合、ひとつだけ後悔していることがあります。
それは両親への手紙を書かなかった、読まなかったことです。
そのときは、とにかく、そうすることが恥ずかしかったし、
改めて手紙にしたためなくても、
私の気持ちはわかってくれているだろうと、思っていました。
でも、ひとつの区切りとして、大切なことだったのかなと、
思うことがあります。
恥ずかしいとは思っても、そうすることで、
また新しい親子関係ができるような気がするのです。
もちろん、見かけは何も変わらないし、名字が変わったからと言って、
親子という事実はそのままです。
気持ちを形にするのは大切なこと。結婚式や披露宴の形は様々でも、
思いの込められた、心のこもったものにしたいですね。