結婚式のなかには、新郎新婦が再婚というパターンもあります。
お子さん連れて式を挙げる場合、
そういった場でスピーチをするときは、
その子にもぜひ配慮をしてあげてください。
最近は、離婚や再婚が珍しくなくなり、
ステップファミリー(子連れで再婚した結果、形成される家族のこと)
という言葉もずいぶん一般化した印象があります。
さまざまな障害や悩みを乗り越えて、
相手や自分の子どもを含めた新しい家庭を築こうとする新郎新婦には、
初婚同士とはまた違った決意があったに違いありません。
改まった披露宴は特にされないケースが多いからかもしれませんが、
子連れ結婚のスピーチ依頼はそんなに多くない。
依頼があったときは、新郎新婦に対する配慮はもちろんのこと、
お子さんに対する配慮も必要かなと思っています。
お子さんが新郎新婦とともに壇上に座っているのか、
それとも、親戚や家族の席に座っているのかによっても違うのかもしれませんが、
スピーチのなかにお子さんの名前を入れて、
この度の結婚の当事者になってもらいたいなって思うのです。
新郎新婦がこれから築いていくであろう幸せな家庭のなかに、
自分もいるのだというイメージを持ってもらいたい。
もし、新しいお父さん・お母さんができることに不安を感じているお子さんがいたら、
不安な気持ちが少しでも楽になれば、スピーチ作成者としては嬉しいです。
実際に家庭を運営していくのは新郎新婦で、
周囲は見守ることしかできないのかもしれませんが、
だからこそ、結婚式や披露宴では、
来賓としてできる限りの応援や励ましをしたいですね。
例文がありますので、ご覧ください。
【例文】子連れの新婦と結婚
部下(新郎)が、子連れの新婦と結婚するケースです。