営業マンの頑張りは、
うまくスピーチで盛り込んだほうがいいですよ、
というお話。
社員がバリバリお客様先に営業活動をしていくわけです。
時間をかけて、丁寧に、熱い気持ちを持って。
すべてはお客様のために。
そんな姿を見て、社長は「頼もしいなあ」と思いますし、
同時に、「あまり時間をかけすぎると営業的になあ」とも思ってしまいます。
会社がまだ若かったころ、
自分も同じようにガシガシ営業活動をやっていたはずです。
お客様のために。
そしてそれがひいては自社の売り上げ・利益となって返ってくる。
会社が軌道に乗って大きくなっていくと、
どうしても社長の立場だと経営管理のほうに比重がいきますから、
どうしても、「丁寧さは大事だけど、かける時間はもう少し短いほうが」なんて、
すごく現実的なことを考えてしまいます。(経営方針にもよると思いますが)
でも、ふと我に返ると、
「そういえばオレも昔はあんな感じだったなあ」
なんて、駆け出しのころを思い出して、
妙に嬉しくなったりするものです。
こういった気持ちは、スピーチ原稿に導入したほうがいいですね。
結婚する社員(たとえば新郎)の仕事振りについて、
「彼はすごく精力的に営業活動に取り組んでいます」
もちろんこれでも十分な褒め言葉ですが、
せっかくの社員の晴れ舞台です。
もっといいようにスピーチしてあげたいですから、
「彼はね、ホントにお客様のために頑張ってるんです。
もしかしたら時間をかけすぎなんじゃないかって私の立場からは思うんですが、
それくらい精力的に動いているということなんですね。
そんな彼の姿を見ていると、駆け出しのころの自分を思い出して、
よし!私もあのときの気持ちをもって臨んでいこう!と、
彼の汗は私に力を与えてくれるんです」
こちらのほうが、褒め方が強くなりますね。
「大変よくやっている」とか「非常に努力をしている」とか、
「大変」・「非常に」をつければいいという意味ではなく、
新郎の頑張る姿を見て、社長さんも自分の当時のことを思い出し、
気持ち新たに臨んでいけるんだという、
結婚する社員さんからすれば、
すごく強い意味合いの褒め言葉になります。
新婦の親御さんや親戚の方も多くいらっしゃいますからね。
このくらい褒める内容を入れておけば、新郎の評価も上がります。
ただ、このお話、穴があるとすれば、
新郎がホントに精力的に営業をしているということが前提になりますので、
まあまあな感じの社員ですと使えないんですよね(汗)
まあまあな社員の場合(いやぁ、たしかに一定程度は社内にいますよね)、
どんな内容がいいかについては、また稿を改めたいと思います。
いずれにしても、頑張っている姿をどういいふうに表現するかが大事です。
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