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社長が部下の結婚式で悩むのはアプローチの仕方

time 2016/09/28

社長が部下の結婚式で悩むのはアプローチの仕方

職場の代表者様というお立場の場合、

「部下の結婚式に呼ばれる機会が多くて・・・」

という方、きっとたくさんいらっしゃると思います。

 

そんな方々の大きなお悩みの1つに

「せっかくのお祝いなのに、他の部下のときと同じような祝辞になってしまう!」

というのがあるのではないでしょうか?

 

「前回こういう感じで発表したから、今回も同じ感じでいこう!」

とポジティブに捉えてくださる方ももちろんいらっしゃいますが、

こだわりのある依頼者様だと、

「前回はこうだったから、ちょっと違うアプローチの祝辞にしたい!」

とご相談いただくことがしばしば。

 

いいですね!

結婚式という特別な日を彩りたいというお気持ちが伝わってきます(^^)

 

 

では、「ちょっと違うアプローチ」とは、具体的にどうしたらいいでしょう?

 

 

なかなか難しい問題です。

過去の経験があると、どうしてもそれが前提になってしまって、

既存の枠の中に考えが留まってしまう気がします(- -;)

 

というわけで、まずは無理に既存の枠から飛び出すのではなく、

既存の枠の中に収めておいて良い項目から片付けましょう!

 

・始めのご挨拶

・会社(職場)の業務の説明

・締めのご挨拶

 

この3点については、特段気に留めることはありません。

会社の説明にこだわっても、ご臨席の皆様は「はてな?」という感じですからね(^^;)

 

肝心なのは、上記3点以外の部分、

ズバリ、「新郎(新婦)について」お話しする部分です!

 

祝辞の基本的な流れでいきますと、

「新郎(新婦)は○年前に入社してくれました。」

「第一印象はこうで、仕事ぶりはこんな感じで、」

「こんなことがあったときには、こういう対処をしてくれました。」

と、まさにテンプレートなにおいがしますね(^^;)

 

われわれがお作りさせてもらう際にも、やはり

入社した時期や第一印象、お仕事ぶりやお人柄は

ポイントとして押さえる大事な要素です!

 

ポイントを押さえつつ、アプローチを変えるにはどうすれば・・・?

 

ここで「既存の枠」から飛び出しましょう!

というわけで、今回発見したのは、

「時系列を忘れる」のが、手段の一つになるということです!

 

上記の、

「新郎(新婦)は○年前に入社してくれました。」

「当時の第一印象はこう思いまして、」

「現在の仕事ぶりはこんな感じです。」

これって時系列が整っている感じがしますよね。

古い記憶から順番に思い出して、きちっと整列させたような文章運び。

 

整っているという意味では良いのですが、

時系列を揃えることで、ある意味、文章として整いすぎてしまうのです。

 

そうすると、名前や年数を変えただけの、

味気ない内容になってしまう、というお悩みが生まれてしまうんですね;;

 

 

祝辞は「発表する」ものですが、

その実、ご臨席の皆様に、新郎新婦のことを「お話しする」場面です。

「お話しする」のに、過去に起こったことの順番なんて気にしませんよね!

 

「新郎(新婦)ってこんな人なんですよ!」

「以前こんなことがありまして、そのときこんなふうに対処してくれましてね」

「入社したのは○年前なんですが、もうすっかり弊社に馴染んでくれていて」

「最初はこういった印象だったんですが、話してみると意外な一面も見えてきまして」

「今では私たちにとってこういう存在なんです」

 

どうでしょうか?

上記は過去、「新郎(新婦)のお人柄や仕事ぶり」に関するお話の部分のみですが、

先ほどとガラリと印象が変わったと思います!

 

時系列を忘れる。 結構使える手だと思います(^^)

 

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わかやま新報に掲載されました